採用支援

採用サイトの工夫方法

uchikoshi@humo.jp

採用サイト作成のニーズが急増

2020年3月頃から、新型コロナウイルス感染拡大に伴う就職イベント中止により、動物病院はネット検索による問い合わせを増やそうと採用サイト作成を急ぐ動きがあります。

弊社でも3月から既に数件の採用サイトをお作りさせていただいているのですが、採用サイトをお作りするうえで知っておいていただきたいことについてご説明します。

サイト作成で大事な3要素

採用サイトに限らず、webサイトでも大事な要素が3つあります。

  1. 知ってもらうこと
  2. 理解してもらうこと
  3. 来てもらうこと

採用サイトの目的は「3.(求職者に)来てもらうこと」です。そのためには、まずあなたの病院の存在を知ってもらうところから始まります。知ってもらうためにはサイトのインターネットの検索順位を上げながらも、他の採用サイトに情報を掲載したり複合的な取り組みが必要です。

(オンラインの取り組みだけではなく、オフラインでも冊子を作成し学校へ送付したり、学校へ赴き説明会を開催しましょう)

知ってもらった次は「理解してもらうこと」です。病院の規模や設備紹介といった表面的な病院紹介ではなく、病院としての考えを深く伝えます。

個人病院の場合だと病院の魅力=院長の魅力であることが多いので、院長の想いそのものが重要な要素となります。もちろん実績豊富なことに越したことはありませんが、実績では勝負するのが難しい場合でも

  • 病院の理念やその地域で病院を営む意味
  • 将来的に目指す姿
  • どういう働き方を理想とするのか

といった未来志向な考えは盛り込むことはできます。これは個人的な考え方ですが、人間がついていきたいと思うのは「この人となら、良い時間を過ごせそうだ」と考えるからだと思います。もちろん何を持っているかも大事ですが、どこに向かっているという「展望」も十分に病院の魅力になります。

制作会社選びのコツ

さて、求職者に刺さるサイトを作れるかどうかを左右するのに大事なことが2つあります。

  1. 求職者の悩みを理解していること
  2. あなたの病院の特徴を理解できること

1.求職者の悩みを理解していること、について

動物病院業界はその他専門学校や大学と比べると事情が異なります。完全に売り手市場で、病院や企業の人材の取り合い合戦が起こっています。求職者はそのような「数ある就職可能な病院・企業が存在する状態」の中から、自分の希望に合うところを探しているため、求職者に「いかに自院・自社がマッチする職場であるか」を伝えられる制作会社を選ぶ必要があります。

2.あなたの病院の特徴を理解できること、について

採用サイトはただの自慢コンテンツを並べればいいというものではありません。他の病院と何が異なるのか、何が特徴なのかを分かりやすく伝えなけばなりません。したがって、病院のことを深く理解することなしに、適切に病院を伝える採用サイトを作ることは不可能です。特に動物病院は業務に大きな違いは出にくいため、「人」が差別化ポイントになりやすいです。そのことを理解したうえで、病院が用意した文章だけを掲載するのではなく、あなたの病院の特徴に気づき、言語化できる制作会社を選ぴましょう。(料金だけで選ぶと、病院側が指定したテキストをはめこんで完成、となります。)

内容を考えるときの思考

求職者が求める情報は、就職活動のステージによって異なります。就職活動をはじめた時はどんな病院があるかを幅広く情報収集し、ある程度自分が行きたい方向性が固まってきたら詳細情報を確認して比較する、といった具合です。

したがって各ステージにあった情報提供が重要です。 

しかしながら、採用サイトを訪れる方がどのステージにいるのかまでは把握ができないため、採用サイトは求職者が欲しいであろう情報を幅広くちりばめるようにします。

動物病院側としては、これを打ち出したい!というコンテンツ(例えば優れた機器があるなど)があったとしても求職者に響くとは限りませんので、求職者ファーストでコンテンツを考えるようにしましょう。そのためには、実際にあなたの動物病院で働くスタッフや、実習にくる方に『どういう基準で病院を探していたのか」「どこで当院を知ったのか」を詳しく聞くのが一番効果的です。

現在の病院スタッフと採用したい方の年齢のギャップがあればあるほど、病院探しで大事にしているモノも異なってくるため、自分の考えだけで打ち出すべきコンテンツを決めつけないようにしましょう。

考えうる求職者の欲しい情報を積極的に掲載する

採用サイトを作成することの利点は、採用に関する内容のみでサイトを構成できることです。病院サイトの場合は構成やデザイン上の縛りがありますが、採用サイトにはそれがありません。

そのため、出来る限り多くの情報を優先順位をつけながら届けることができます。求職者の求めている情報は先ほど紹介したリンクにもありますが、実際のところ何が相手に刺さるかは分かりません。せっかく訪問してくれた方に対して最大限の情報発信を行うことで、多くのフックを用意しましょう。

問い合わせを増やすための施策

ここからは具体的な問い合わせを増やす施策を紹介します。求職者の中でも特に学生は「電話をかけて病院に問い合わせをする」ことを嫌います。今の若い子らはテキスト文化で育ってきており、LINEでやりとりするのが当たり前です。いきなり知らない方と電話で話すのには抵抗を感じる方は少なくありません。

そのため、問い合わせを増やすためには、現在問い合わせの障壁となっているであろうことを取り除く必要があります。

ダメな例

  • 電話でしか問い合わせができない

そもそも担当者といきなり電話をして繋がるか分かりませんし、病院が忙しいときだったら…と連絡をするのが億劫に感じられます。

良い例

  • 問い合わせフォームを設けている
  • LINEのアカウントを設けている

このような「通話をすることなく、問い合わせができる」ことは、問い合わせのハードルを低くします。

  • zoomなどを使ってオンライン相談会を行う

特に遠方にお住まいの方が、「興味はあるがわざわざ訪問するまでは関心が高まっていない」と感じるときに有効なのが「テレビ電話」です。コロナの影響があり、zoomやGoogle Meetなどのオンライン会議システムはすっかりメジャーになりました。企業の就職説明会も今は多くがオンラインとなっています。

自院に興味のある方を集めた説明会をオンラインでやることも有効ですが、そもそもそれほどの求職者数を集めることは簡単なことではありません。そこでまずはオンラインでの就職相談等にて個別に対応するのがお勧めです。

ABOUT ME
つなぐ広報部
つなぐ広報部
『あってよかった』と思ってくださるサービスを提供し続けるために、つなぐのサービスを中心とした情報発信を行ってます。お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
記事URLをコピーしました