人間は文脈や情報によって評価を変える生き物だから、情報発信をしようというお話

uchikoshi@humo.jp

こんにちは、株式会社HUMOの高濱です。
このような投稿が過去にTwitterでバズりました。

「客は料理を食べてるんじゃなく、“情報”を食べている」という漫画の名言を実際に検証してみた結果

上記ページでは、次の2つのことについて触れています。

・(漫画)店主の考える美味しいラーメンよりも油ギトギトのラーメンの方が評判がいい。それは、味ではなく、ラーメンに込められた情報がそうさせている

・(NHKが実証実験を行った例)同じ料理を2つ用意し、1つは美味しそうな名前をつけ、もう1つは味気ない名前をつけたところ、同じ味でも美味しそうな料理名の方が評判が良かった

これらからは、私たちは情報によって、味覚などの感覚が容易に左右されてしまう生き物であるということが見て取れます。

人は情報に左右される生き物ということを前提に、情報を発信する

動物病院ホームページを作ると一言で言っても、作り方は様々です。

仮にこの2つの動物病院サイトが存在したとしましょう。

・A:診療時間やアクセス情報しか載っていない必要最低限の情報量の動物病院サイト
・B:院長の熱い動物への想いや獣医師になるまでの苦労話、今学んでいる分野、病院を建築する際に何を考えどこから手をつけたのかまで触れてある動物病院サイト

まったく同じ診療時間・診療システムである場合、飼い主様が支持されるのはBのサイトだと私は考えます。Bのサイトの方が、病院の考えに共感しやすく、自分の子(犬、猫)を大事にしてくれそうであると読めるからです。

人間には「一貫性バイアス」があることが知られています。
これは、「ある人の過去の態度や行動が、現在も変わらず同じ状態であると思い込んでいること」を意味しますが、Bのサイトで発信した院長像は飼い主様の中で「今もそういう方であろう」と思い込んでしまうバイアスがかかってしまうため、やはりBの動物病院サイトの方が動物を大事にすると思ってもらいやすいと考えられます。

あえて院長の紹介など、病院の診療情報から少し離れたことを書くのも大事

ですから、必要最低限な情報だけではなく、

・院長の経歴や想い
・スタッフの人となり
・学んでいる姿勢

など、診療とは直接的には関係のない情報も積極的に発信する方が、飼い主様に良いイメージを持ってもらいやすくなります。(もちろん内容には寄りますが)

弊社では、動物病院の差別化として上記のような情報を積極的に盛り込むようにしていますが、これは集客のための目的のほかにもリクルート(採用)目的としても機能します。

とくに、小規模動物病院で診療内容自体では差別化できない場合、差別化できるのは「情報」の部分です。例えば、

・院長がどのような過去を辿ってきたのか
・なぜ今の診療スタイルになったのか
・どのような未来を見据えているのか

といった情報は十分に貴院らしさを演出します。本ページの最初に紹介したリンクページ先の言葉を借りると、「貴院らしさという名の情報を求職者は食べていただく」わけですね。

情報発信の行い方(どこに、どのように載せるのか)については、狙う効果を見定めたうえで、慎重に決定しましょう。

弊社では、これまでの多くの知見を活かし、貴院らしさを的確にまとめることが得意です。自院の表現を悩む際は、お気軽にご相談ください。

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『あってよかった』と思ってくださるサービスを提供し続けるために、つなぐのサービスを中心とした情報発信を行ってます。お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
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