知られていないと求職者から応募があるワケがないので、小規模動物病院でも情報発信しましょうという話
こんにちは、株式会社HUMOの高濱です。
以前、【動物病院ホームページ「知られていない」のは「存在しない」と同義である】という記事を集客の面から解説しましたが、今回は採用の面から解説します。
貴院が採用活動をするにあたり、貴院のことを知らない求職者が貴院に応募することはありません。
当たり前の話なのですが、「では、知ってもらうために何をやってますか?」と伺うと、学校への求人票への送付くらいだったりします。
今回は「知られていないことのデメリット」を改めて述べるとともに、具体的な施策案についてもご紹介します。
知られていないは存在しないと同義
知られていない、というのは存在していないことと同じです。動物病院の採用活動における第一ステップは、この「知ってもらう」ことです。
また、求職者にとって知らないものは、「怖い」ものと映ります。動物病院名を聞いたことがない、院長も知らない、働いているスタッフのことも誰も知らない、となると、興味を持つことは難しいです。
裏返すと、「既に知っている」「院長は何かのきっかけで見かけたことがある」ような状態だと、恐怖心は和らぎます。ですので、理想は求職者には何度も貴院のことが目に入る状態にしておくことです。
大規模病院であれば、すでに「知ってもらう場」を複数用意しており、毎年学生が実習に応募してくるフローが確立していることもありますが、特に小規模・中規模病院では、知ってもらうための活動が不足していることが多いです。
採用競争はこれからより苛烈になっていく
弊社では採用活動支援を行っていますが、近年明らかに採用関連でのお問い合わせが増え、実際に採用特設サイトをお作りする機会が増えました。これは、これからの採用競争の激化を意味します。
お金のある病院ほど、多くのイベントに参加したり、多くの求人サイトを活用していたりして「知ってもらう」点で有利です。
しかし小・中規模動物病院にもやれることがあります。
小・中規模動物病院を知ってもらうためにできること
具体的に、何ができるのかについてご紹介します。
求職者は何がきっかけで貴院のことを知るかわかりません。「全方位型」の情報発信を心がけましょう。
・学校へ送っていたチラシ・募集要項の内容を変更する
→労働環境、教育制度、雇用条件、福利厚生面での良さをわかりやすく伝える
・無料の求人ページ作成サービスを活用する
→自院の採用ページを自由に編集できない場合は、求人ページサービスの利用がお勧めです
→採用サイトの作成が理想的なのはいうまでもありません
・indeedのような総合求人媒体を活用する
→求人媒体によっては無料で掲載できることがあります。積極的に活用してください
・動物病院向け求人媒体を利用する
→中には無料で掲載できるものもあります。また人材紹介サービス会社が運営する病院紹介ページは紹介契約を結ぶことで無料で掲載できるものがあります
他院と違うことをやるのに意味がある
私個人的な経験上、動物病院業界は狭く情報がすぐに広がるため、「自分だけほかと違う」ことを嫌う先生が多くいらっしゃいます。
しかし、こと採用に関しては「他院との違い」こそが貴院の魅力に繋がるため、積極的に「自院らしさ」を発信されてください。
なお、弊社では、今までの採用活動に囚われない形での情報発信も行なっています。
例えば、
・Youtuber に病院歌を作ってもらい、採用サイトに掲載する
・動物病院の理念を漫画にし、採用サイトに掲載する
・地方の病院で共同の採用サイトを立ち上げる(現在構想中)
などです。
皆様の積極的な情報発信を、応援しています!