採用支援

オンライン合同就職説明会後から学生の実習参加までの導線設計

uchikoshi@humo.jp

こんにちは、株式会社HUMOの高濱です。
コロナウイルスによりリアルイベントができなくなってからは、一ヶ月〜二ヶ月に一度くらいの頻度でオンライン合同就職説明会を開催しています。

今日は、オンラインイベントを数多く開催してきた中で気づいた、多くの動物病院さんで不足していることが多い「実習参加にいたるまでの導線設計の考え方」のお話をします。

オンライン合同就職説明会のゴールは実習に参加してもらうこと

オンライン合同就職説明会を多く開催し、数々の動物病院さんのプレゼンを見てきた立場として言えるのは、「実習へ参加してもらうまでの導線設計が弱い」ことが多い、ということです。

多くの動物病院さんは、当日のプレゼンの内容に気を取られ、その後の「実習へ参加してもらう」という意識が弱い、というのが現実です。

そもそも、オンライン合同就職説明会に貴院が参加される理由は何でしょうか?

それは、貴院の実習に参加してもらい、貴院採用基準を満たす方がいれば採用することなはずです。

だとすると、オンライン合同就職説明会のゴールは「実習に参加してもらうこと」と言えます。

(実習に参加してもらう前段で、一度オンラインでマンツーマンで話しをするのも良いですね)

学生が動物病院に電話やメールで連絡するのはハードルが高い

学生さんに就職活動で困っていることを聞くと、このように答えることがあります。

・忙しいかも知れない病院に電話をして、担当者を呼び出し、日程調整をするのが億劫
・オンラインフォームやLINEでの問い合わせ窓口があると、連絡しやすく助かる

いずれも、学生が病院へ連絡する際のストレスについて触れているものです。

動物病院の人事担当のスタッフ様からは同様に、「できれば学生から連絡を受けたく、学生に連絡しづらい」とお話を聞くことがありますが、学生たちはそれよりも強く連絡しづらいと思っています。学生は社会経験がないため、初めて連絡する動物病院に実習の相談をするというのは精神的に高いハードルなはずです。

ですから、学生が連絡をしやすいように導線設計を「必ず」してください。

学生にとってハードルの低い具体的な連絡方法とは

オンライン合同就職説明会がおわったあと、学生に心理的不可がかからないように貴院へ連絡をしてもらうために、このような準備をしましょう。

・実習や相談受付のためのオンラインフォームを用意し、ホームページに埋め込んでおく
・採用のためのLINEを開設し、説明会時にLINEのURLまたはQRコードを掲示する
・オンライン合同説明会時に、チャット機能でメールアドレスを送る
・オンライン合同説明会時に、常に、または一定の時間、LINEのQRコードやメールアドレスを掲示する

以上のようなことで、最大限学生側の心理的ハードルを低くし、連絡しやすくします。

もし、主催者側が学生の個人情報を収集し、病院側に開示してくれる場合には、すぐさま病院側から学生へ丁寧なメールをお送りしましょう。

いずれにしても、大事なのは、「昔はこうだった」という慣習を踏襲することではなく、学生の気持ちに寄り添って、彼らがどうやったらストレスなく連絡してくれるか、ということです。

オンラインフォームはGoogleフォームを使えば無料で簡単に作成ができますし、まだご用意されていないところがあれば、ぜひご用意されてくださいね。

話は戻りますが、オンライン合同就職説明会の目的は、「実習へ参加してもらう」ことです。人材獲得競争の今、手をこまねいている暇はありません。やれることから取り組んでいきましょう。

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