動物病院のホームページとブログ運用のコツ(後編)

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企業も動物病院も積極的に情報発信する時代に

こんにちは。株式会社HUMOの高濱です。
今回は前回に引き続き、動物病院のホームページとブログ運用のコツ(後編)をお伝えします。

今はブログという枠を越え、本当にお客さんの役に立つ情報をとどける目的で、自社メディアを持つところも増えています。

クラブアイペット(アイペット損害保険株式会社さん)

例えば、アイペット損害保険株式会社さんの「クラブアイペット」。
こちらのサイトでは、「ペットのライフスタイルやお徳なクーポン情報をお届けするWEBマガジン」とテーマをつけて、自社商品・サービス以外のものも数多く紹介されています。自社商品しか取り扱わないサイトだと商売っ気がして、アクセスしようと思いませんが、「役に立つ」をベースに情報を発信されていますので商売の匂いがしません。

結果的に幅広いお客さんからのアクセスを集め、アイペットさんの印象を良くする効果に繋がってます。

日本動物医療センターさん

また、同じような事例として日本動物医療センターさんが挙げられます。「うさぎの診察室」や「猫の診察室」「犬の診察室」というコーナーを設け、お役立ち記事をどんどん貯めていっていらっしゃいます。

例えば「猫の呼吸が早い!考えられる病気と対処法」という記事は、「猫の呼吸が早くなってしまい、どうしたらよいか困っている」お客さんがアクセスする可能性があり、日本動物医療センターさんを知らない人に対して、自然に自院のホームページに流入させることに繋げています。

(日本動物医療センターさんでは24時間緊急対応が可能な病院です。お役立ち記事のテーマ選び・内容が病院とマッチしていますね)

正直にお伝えすると、こういった自社メディア(ブログ)は「お客さんの役に立ちたい」が表のメッセージなのですが、下記の裏のメッセージがあります。

弊社(弊院)はこういう専門的な情報を多数持ってます。
だから弊社は信頼に値する会社なんです。

お客さんは来院前に情報収集を済ましている

今の時代、お客さんは動物病院に来る時には既にインターネットや友人からその病院の口コミや評判を聞いていることも少なくありません。

お客さんは愛犬(愛猫)を信頼できるか分からない動物病院には連れていこうと思わないですからね。そういった環境の中で、お客さんに「お役立ち記事が書かれたブログ(メディア)」を通じて「うちの病院、あなたのペットのお役にたちます」というメッセージを発信するのは効果的です。

以上をまとめると、自らの動物病院のブログを「信用を得るメディア」としてうまく活用することで、集客に効くツールとなります。なお、本ブログも「弊社はこれだけ理解をしているので、信頼できる会社なんです」というメッセージを発信する目的で作成しています。

ブログは自院のホームページ内で運用した方が良い

ブログを書くメリットについてお分かりいただけたと思います。
では次に、ブログを書く場所についてですが、ブログはあなたの動物病院ホームページ内での作成を強くお勧めします。

現在はAmebaブログや、ハテナブログ、LINEブログなど、数多くのブログサービスがあります。現にそれらのサービスをお使いのところも少なくないでしょう。ブログをやらないよりはこれらのサービスを用いてでもやられた方が良いです。

これらのブログサービスを使うデメリットは
「あなたの動物病院のホームページにブログ機能があれば、自院のホームページ内で稼ぐことのできたアクセス数を、わざわざ外部のサービスに流してしまうことになる」点です。

あなたの動物病院のホームページ内にブログ機能があれば、そこで「アクセス数」や「閲覧時間数」などを稼ぐことができます。グーグルは「アクセス数」や「閲覧時間」などの数字からもそのサイトがお客さんの役に立っているかを測っているのですが、それらの数字をご丁寧にも外部サービスに流してしまうことになるのです。

イメージ的には、頑張って獲得した「アクセス数」などの貴重なお宝を、外部サービスに無償で「どうぞお納めください」といって献上していることになります。

ブログを書いたら、どう届けるかを考えよう。

いい記事ができたらきちんとお客さんに届けましょう。記事を作っても知られなければ存在しないと同じです。

ブログを見てもらいやすくする方法は色々ありますが、例えばこういった方法があります。

・ホームページのトップページに設置する
・ホームページのヘッダーやフッターにブログにとぶバナーを加える
・LINE@やフェイスブックなどのSNSで更新情報を発信する
・院内の掲示板にブログ更新のお知らせを設置する

近年はいかにお客さんにストレスなくホームページを見てもらうかや、目的の情報までのアクセスのしやすさといった情報設計(導線設計)やデザイン設計が重要視されており、ウェブ業界ではユーザー体験(UX)やユーザーインターフェイス(UI)という言葉がホットワードとなっています。

動物病院のホームページはオープンから内容が修正されていないものも多く、お客さんにとって使いにくい場合も少なくありません。お客さんにアクセスしてもらったからには、しっかりと満足させられるよう、ホームページを随時改善していきましょう。

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