動物病院ホームページ制作時に注意すべきトップページの内容
動物病院ホームページ制作におけるトップページの考え方
こんにちは、株式会社HUMOの高濱です。動物病院のホームページ制作・リニューアル時にどういった点に気をつけるべきか、考えたことのない方も多いと思います。ほとんどの動物病院にとって、最も多く開かれるのはトップページです。では、トップページにはどういった内容を掲載すべきなのか、考えてみましょう。
避けなければいけないこと
まず、これはやってはいけないということからお伝えします。それは「検索ユーザー(飼い主)が欲しい情報が見つからず、あなたの動物病院へ通うことを諦めること」です。
せっかくホームページにアクセスしてもらったにも関わらず、ホームページの内容にまとまりがなかったり、知りたいことがなかなか探し出せなかったりすることで、他の動物病院に通うことになれば、それは機会損失ですよね。
では、どのように検索ユーザーを離脱させずに、適切に情報発信すべきなのでしょうか?
検索ユーザーが求める情報を先回りして提示せよ
あなたが風邪をひき、病院を探す際を思い浮かべてください。普段から通っているところがなければインターネットで近くの病院を探すことになると思いますが、あなたは「最低限」こういった情報を無意識に求めているはずです。
- アクセス情報(地方なら駐車場があるか否かも含む)
- 診療時間
- 休診日
- 予約制か否か
- 診療科
- 新着情報(診療時間や曜日が変動しうる場合)
こういった情報は通院する際に必ず確認する項目ですから、トップページからすぐに確認したいはずです。
さらに、病院の特色によっても異なりますがあるとベターなものとしてこのようなものがあります。
- 医者の顔写真(どんな先生がいるかを見せることで安心感を与える)
- 病院の特色・想い(他の病院との違いを表現することで、その病院に通う理由を作る)
動物病院探しの場合に検索ユーザーが気にすること
先程は人間の病院の場合を例にあげました。動物病院の場合は、下記の要素も検索ユーザー(飼い主)は必要としています。トップページには載せたくない場合は、すぐに探し出せる場所に配置するようにしましょう。
- ペット保険の利用可否(ペット保険加入者は必ず気にする)
- 診療動物(犬猫以外の動物を飼育している人は必ず気にする)
- クレジットカードの利用可否(使えない動物病院もあるため)
- 獣医師の出勤スケジュール(獣医師指名制の場合)
- トリミング、ペットホテル情報(わかりやすいところにないと、これらのサービスがあると伝わらない)
獣医師と飼い主では、動物病院探しの視点が異なる
1つご注意いただきたい点があります。それはこのページを見ているあなたは「医療関係者」であるということです。つまり、業界のことについて深い知識を有するがために、飼い主とは異なる点を重視していることがあります。
具体的には、下記項目が挙げられます。
- 獣医師の経歴
- 獣医師の保有資格
- セミナー受講歴
- 保有医療機器
一般の飼い主にとって大事なのは、「きちんと病気を治療してくれて、雰囲気が良さそうなこと」です。多くの飼い主は医療機器の充実度に興味がありません。
ただし、専門医療や二次診療を動物病院の売りにする、あるいは就職活動中の方向けの情報発信という目的であれば、上記項目も掲載する理由になります。
検索ユーザーのニーズの応え、自院を理解してもらう
以上の内容をまとめると、動物病院ホームページのトップページでは「検索ユーザーのニーズに応えながら、自院についても理解してもらう」必要があることがおわかりになったのではないでしょうか。
繰り返しますが、大半の動物病院にとってトップページとは最も多く見られるページです。デザイン的にかっこいいからではなく、論理的に検索ユーザーを迷わせない導線を用意しましょう。