動物病院のFacebookページの作り方
※今回のFacebookページアカウントは説明用に一時的に作成したものであり、本来は偽名等にてアカウント作成は禁止されていますのでご注意ください。
はじめに
こんにちは。株式会社HUMOの江鹿です。
動物病院の先生から良く質問される項目の一つにSNSの運用についてや運用の相談といったものがございます。
どのような目的があるにせよ、まずはどの程度のアクティブ運用をしようと考えているか?という点は、弊社が必ず確認をするポイントになります。
一般的に、ある程度起動にのった動物病院の課題は、「集客」か「採用」に行き着くことが大半でしょう。
一方で、SNSの活用を考える動物病院の目的は「クライアントサービスやコミュニティ作り」または「集客」においていることが大半になります。
もちろんどの業界でも同様ではありますが、成功の絶対条件は「アクティブに運用する」こと。
そのアクティブ運用のために、運用を担当出来る社員を一人雇うようなことは難しいため、結果的にはなかなかアクティブ運用は出来ないままで、さし障りのない情報共有のみにとどまる形の運用が多い印象です。
さて、アクティブ運用のコツというのは、また別の機会に記事にするとして本日は、アクティブ運用が可能か否か、は別にしてもまずはアカウントを作って運用をしてみたいと考える動物病院の方々のために、Facebookページの開設の仕方を写真とともに説明したいと思います。
運用ノウハウが大切という部分はもちろん認めますが、Facebookページの運用で何ができるのか?を理解するためには実際に自分でやってみるというのが最も簡単な方法である点もまた事実でしょう。
Facebookページの開設
動物病院のFacebookページを作るためには、まず病院関係者のどなたかが個人のFacebookアカウントを持っている必要があります。
この場合は、動物病院の院長がFacebookの個人アカウントを持っているという前提にて話を進めます。
院長の個人アカウントにログイン
院長の個人アカウントにログインをしている状態で下記のいずれかの方法に動物病院のFacebookアカウント作成を開始してください。
- Facebook作成ページへアクセス
- 画面右上のメニューを展開して「ページ作成」を選択
上記のどちらかの形でFacebookページ作成の手続きを進めていきます。まずは、画面左上のアイコン「地域ビジネスまたは場所」をクリックします。基本的には動物病院は地域ビジネスに属することになりますので、こちらが適切な選択になるかと思います。
「地域ビジネスまたは場所」をクリックすると、アイコンが表示されていた場所が入力画面に変化します。
それぞれの項目については画像および以下を参考にして入力をしてみてください。
- カテゴリの選択:「医師」を選択
- 事業またはスポットの名前:「動物病院」を入力
- 電話番号:固定電話番号を入力
- 郵便番号:郵便番号をそのまま入力
- 都道府県:住所を打ち込むと候補表示がされるのでその中から選択
- 住所:都道府県以降の住所を入力
※事業名に大文字のローマ字などを入力するとはじかれてしまうことがありますので、その場合は最初だけを大文字にしてそれ以外は小文字などにして入力をしてください。
Facebookページの詳細設定画面に進む
さて、上記の手続きが完了するといよいよサイトに関する情報をより細かくいれていくという作業に入っていきます。
ここでは、一度全ての設定をスキップし、その後まとめて設定をしなおすという手続きを取ります。
手順に従ってやってみてください。
【手順1】
カテゴリ、簡単な説明、ウェブサイト、固有URL設定など既に頭の中にアイディアがあり大して時間をかけずとも入力が可能な場合はここで入力をしてしまっても構いません。そうでない場合は後ほど設定出来るのでここはスキップ。
【手順2】
プロフィール写真は後から何度でも変更できますので、ここでは一旦スキップして先に進めてしまいましょう。
【手順3】
特に大きな影響がある項目ではありませんが、Facebookページの画面左側「お気に入り」に追加をしてアクセスをしやすくすることが可能です。後から設定もできますのでここはスキップしてしまって問題ないでしょう。
【手順4】
Facebookページで優先的にターゲットにしたい対象を決定します。動物病院の場合は、商圏も限られていますので、病院の住所を中心に少し幅広くとり、年齢は広範囲、全ての性別、ペット関連の趣味・関心の設定が妥当かもしれません。後ほど変更できますのでここはスキップでも可能です。
※後ほどまとめて設定をするのでここでは一旦スキップで問題ありません。
準備ができるまでFacebookページを非公開とする
上記のとおり一度諸々をスキップした場合、あるいはそうでない場合もまだ不完全な情報になっているので一度全ての情報入力・設定が完了するまではFacebookページを非公開とすることを推奨します。
非公開にする手順は簡単。以下の通りに操作をしてください。
手順1: 画面右上の「設定」をクリック
手順2: 公開範囲をクリック
手順3: 「ページを非公開にする」をチェックして変更を保存
これで、取り急ぎのFacebookページの非公開化が完了しました。ここからより詳細な情報入力・設定をに進みます。
設定からその他の設定を完了させる
非公開にする手順の一番最初で行った「設定」画面にてその他、必要に応じて設定を完了させます。
- 【お気に入り】
ホーム画面上からタイムラインを簡単に表示できるので設定するだけ設定をしておくのが良いと思います。
【手順1】「設定」の「お気に入り」でチェックボックスにチェックを入れる。
【手順2】「ホーム」をクリックした画面に移動をすると左上にFacebookページのタイムラインへのリンクが追加されているのを確認できます。
- 【 公開範囲】
こちらについては上述の通り、情報が全て整った際には「公開」をする流れになります。
- 【ビジター投稿】
動物病院の運営方針にもよるかとは思いますので、まずは検討してみることをお勧めします。
何も設定をしていない場合は、ビジターは動画や画像を投稿できる設定になっています。
Facebookの運用目的がペットオーナーとのコミュニケーションである場合には、そのままで良いと思いますが、もしも運用そのものにあまり時間がさけないということが明確なのであれば、情報発信のみを目的としてビジター投稿そのものを制限することをあります。
ビジターからの投稿などがあった場合には、動物病院としての公式なリアクションが必要になるという点を理解した上で、ご判断いただく必要があります。
- 【ニュースフィードのターゲットと投稿のプライバシー設定】
何も設定をしていない場合は「オフ」になっています。
投稿ごとに設定をすることができますが、例えば特定の対象のみに対して見てほしい投稿などが発生する場合には、こちらを設定することも可能。
ただし、特段、「見て欲しくない明確な理由」などがない場合にはオフのままで問題ないでしょう。
- 【まもなく有効期限切れの投稿】
何も設定をしていない場合は、「オフ」になっています。発信者が期間限定での発信を希望し、かつ期限後には閲覧そのものができないようにしたい場合は「オン」にして、投稿することが可能になります。
- 【メッセージ】
Facebookページ閲覧者が、非公開で直接動物病院側にメッセージが送ることができる昨日で、デフォルトでは「オン」になっています。
Facebookページに「メッセージボタン」を表示するか否かを決定します。例えば、メッセージを通じて予約依頼等が入ってしまうと、手続きがごちゃごちゃになり予約完了が難しい場合やリアルタイムで反応できない場合などが想定できるため、メッセージ機能そのものをオフにすることもできます。
動物病院側の運用体制によって判断すべき項目になります。
- 【タグ付けの権限】
他のユーザーが写真を投稿した際に、動物病院をタグ付けできるようにする設定です。初期設定においては、「オフ」になっております。
- 【国別制限】
初期設定は「オフ」です。オンにして国名を指定すると、指定した先だけの見せる、又は見せないという設定が可能になります。
- 【年齢制限】
初期設定は「オフ」。オンにする場合には、年齢ごとに「13歳以上」「17歳以上」「19歳以上」「21歳以上」「アルコール関連」から選択できるようになります。
「アルコール関連」を選択すると、国ごとに別々の設定になるようで、アルコールを飲むことができる年齢にて線引きがされるようです。つまり日本で言えば20歳以上となります。
- 【ページのモデレーション】
ブロックする語句をコンマ区切りで入力しておくことで、ページヘの不適切な語句の表示を避けることができます。
- 【不適切な言葉のフィルタ】
初期設定はオフになっています。Facebookページに表示させたくないキーワードが有る場合には指定します。設定は3段階で「オフ」「中」「強」です。
- 【同様のおすすめページ】
初期設定はオンになっています。Facebookページの内容(業種やターゲット)の類似性があるページに「いいね」をしているユーザーへ、動物病院のFacebookページをおすすめ表示さすかどうかを選択します。
- 【コメントランク】
コメントに関する表示ルール設定。初期設定は「最新にコメントを表示」です。設定を変更すると注目度が基準(いいね!の数や返信が多いもの)で優先表示となります。
- 【ページを統合】
重複するページが存在する場合などには、ページを統合することが可能になります。
- 【ページを削除】
Facebookページを削除します。
画像の設定
Facebookページの表紙を飾る画像やアイコン画像の設定を行います。
- 【カバー画像の設定】
Facebookページのカバー画像は【横幅:851ピクセル】【縦幅 315ピクセル】になります。作成をする場合には比率を維持した状態で少し大きめに作る方が綺麗に表示されます。
画像を作成後、PCの分かりやすい場所に保存をしてください。
- 画像の追加
Facebookページを開いている状態で画面左上の方にカメラのマークが表示されています。その部分にカーソルを合わせると「カバーを追加」と表示されるのでクリック。
アップロードをする画像ファイルを指定する画面になりますので、事前に作成をしたカバー画像を選択します。
画像をアップロードが完了する、画像中央に「カバーをドラッグして再配置」と表示されています。
写真の縦横の位置を調整した場合には、ドラッグをして写真を少しずつ動かしてみてください。好みの配置になったようであれば、右下の「変更を保存」をクリックすればカバー画像の設定は完了です。
- 【 プロフィール画像の設定】
プロフィール画像は【縦180ピクセル】【横180ピクセル】がサイズになりますが、ここもカバー画像と同様に少し大きめに作っておくほうが良いです。
先ほどアップしたカバー画像の左下部分に正方形の形をしたセクションがありますので、「写真を追加」クリックしてプロフィール画像をアップロードします。そうするとさらに3つの選択肢が出現します。
- 写真アルバムから選択
- 写真を撮る
- 写真をアップロード
この中から、一番下の「写真をアップロード」を選択してください。
プロフィール写真やカバー写真の設定が完了すれば少しだけ、Facebookページがそれっぽくなっていきます。
では、さらに設定を進めていきます。
基本データの設定をする
画像の設定が完了しましたので、もう一段階踏みこんで細かい設定を行います。
「基本データ」→「ページ情報」とクリックします。
設定していく項目は以下:
それでは一つずつ見ていきましょう。
- 【カテゴリ】
カテゴリは、最初から設定してあるものの中からしか選ぶことができません。カテゴリーとしての固有名詞として動物病院は残念ながら存在していません。
特に決まったルールが有るわけではないので、もっともご自身が考える最も適切なものを選択してください。
ここでは「ローカルビジネス」「医師」を選択してあります。
- 【名前】
Facebookページの設定になります。特に大きなこだわりがなければ看板を掲げている名前にしておくのが無難と思われます。
- 【サブカテゴリ】
サブカテゴリも上記カテゴリと同様に既に有るものの中から選ぶ形になるのですが、選択肢がオープンに見えるわけではありません。また登録をされていないサブカテゴリを自分で入力して確定をしてもはじかれてしまいます。
色々と文字を入力してみて、その文字を含む選択肢があるかどうかが示されれば、選択をすることが可能になります。
ここでは「獣医」「病院」を選んでいます。
- 【Facebookウェブアドレス】
Facebookアカウントを取得する際に設定をしている場合は、修正ができるのは1度だけです。スペルミスがないように慎重に行いましょう。
利用可能な文字列は「a~z」「0~9」「.」のみです。
「このページのウェブアドレスを作成しますか?」をクリックするとちょっと不思議なプロセスになる場合があります。
基本的には、院長個人のアカウントでログインしている状態かと思いますが、下記のような形担った場合には、そのまま下記の通りに進めてください。
ここでは、私個人ののアカウントでログインをしていますので「Masayuki Eshikaとしてログイン」とクリックします。
すると下記の画面が現れます。
【Facebookページ】の右には、動物病院名(Facebookページ名)が表示されていることを確認。
【Facebookウェブアドレス】の右の入力欄をクリックすると自動的にwww.facebook.com/の部分までが表示されるので、それ以降の部分をユニークな文字列で決定してください。
入力後は、その文字列が利用可能かどうかを右下の「選択可能か確認」をクリックして確認します。
選択可能な場合は、下記の画面が表示されますので、「承認」をクリック。
下記のポップアップが表示されるのを確認しOKをクリックして完了です。
- 【住所】
公開情報として動物病院の所在地を入力します。
- 【開始日】
動物病院を開業した年月日の入力。
- 【営業時間】
動物病院の営業時間の入力
- 【簡単な説明】
Facebookページの簡単な説明を記入します。
- 【所有者情報】
動物病院の場合は、事業内容や屋号などが完全に一致するケースが大半のため、所有者情報についてはあまり気にする必要はないかと思いますが、より閲覧者に伝わりやすい状態を目指すのであれば、院長の経歴や、獣医療にかける思いなど、記入しても良いかもしれません。
- 【詳細】
Facebookページについてより詳細の述べることができます。特に思いつかない場合はスキップをすることも可能ですので、また時間がある時にゆっくり更新をするなどでもよいでしょう。
- 【価格帯】
$~$$$$の4段階にて、値段が安いか高いかを抽象的に表現します。一方で、獣医療を提供する動物病院の場合は、提供する医療行為によって値段も大きく異なる面もあり、一概に表現が難しいようであればここはスキップしておくのが無難かもしれません。
- 【駐車場】
駐車場の種類をチェックすると「並行を保存
- 【電話番号】
動物病院の電話番号を記載
- 【メール】
総合受付等のメールアドレスがあれば、こちらに記入をしておきましょう。
- 【ウェブサイト】
動物病院のホームページのURLを記入します。
- 【公式ページ】
動物病院のFacebookページを想定していますので、公式ページになると思います。ここはスキップして問題ございません。
- 【Facebook ID】
すぐに使うことはありませんが、Facebook IDがここに書いてあることを認識しておけば現時点では問題ございません。他のWPサイトやSNSなどの連携を取ろうとする場合には必要になることもあります。
最後に
さて、いかがでしたでしょうか?無事にFacebookページの開設は出来ましたか?
Facebookページは、作っただけでは何も生むことができません。効率的に、また戦略的に運用を行ってこそ価値発揮ができます。
是非、有効的に活用をして、動物病院経営に役立ててください。
もしやっぱりどうしても開設の仕方が分からないという動物病院の方、或いは作れたけど運用方法などについてもっと色々と知りたいと思われた動物病院の方などいらっしゃいましたら是非弊社にご連絡いただければ幸いです。
※記事作成時期が古くなっておりますので最新の状況については下記よりお問い合わせください。